不動産投資を考えると気に、新築物件にするか、中古物件かで迷う人も多いでしょう。

もちろんそれぞれに良い点も悪い点もがあることは考えられます。ただ新築というと住む人にとっては、悪い印象もあまりなさそうですよね。そこで敢えて新築物件を東証に建てる時に大家の立場でデメリットを考えるとしたら、どのような点が挙げられるでしょうか。100人にアンケートで聞いてみました。

※一番多い回答「その他」を除く

新築はコストが高く最初にお金が必要

一番多かった回答は初期費用が高いで49票でした。

・何でもそうだが、最初の資金を集めるのが大変です。軌道にのればどんどんお金回っていく。(30代/男性/自由業・フリーランス)

・初期費用が高いと回収までに時間が掛かりメリットがなくなり、デメリットになってしまいます。(60代/男性/無職)

・やはり物件を新築するということで初期費用が高額なことがデメリットになると考えられる。さらに新築物件の場合は、新規入居時の家賃も高くなることが考えられるので、その値段に見合うような新築物件の利点を出していく必要が考えられ、そのためにはおのずと初期費用が高くなってしまうというジレンマがあると考えられる。(20代/男性/学生)

一から自分で物件を建てなければいけないので、その費用は莫大なものになる点がデメリットに挙げられました。自分でまとまったお金を用意する必要がありますし、回収のためには家賃も高く設定しなければいけないので、

最初は住人が入りにくいかもしれません。

初心者には中々勇気がいるでしょうし、建てるまでの時間もリスクになるかもしれませんね。

立地条件が先読みしづら行くて不安

次いで多かったのは立地条件の良し悪しに左右されるで37票です。

・新築物件の場合、それ以前の統計を取ることが難しいため確実な収益を見込むのが難しいです。(20代/男性/自営業(個人事業主))

・立地条件は5年・10年でガラッと変わる。そのため、先読みが出来ていないと買った当時の価格よりも下がることが多々ある。 地震などの災害も考えてしまうと、読み切れないことのほうが多そうです。(30代/男性/無職)

・やはり駅までどれぐらい近いか、駅までバス等の交通手段でどれぐらい交通費がかかるか。(20代/男性/学生)

中古は建ってからある程度の時間が立っているので、条件面も読みやすそうですが、新築はそれ以前のデータがないので、立地面が良いのか悪いのかは読みづらいようです。

確実にその物件に需要があるのかわからないのは大きな不安ですよね。

できるかぎりデータを集めてから建てる必要があるのでしょう。

新築は固定資産税が高いので、固定費が大変

三番目は固定資産税が高いで8票でした。
・固定資産税がすごく高いから、その分を家賃に上乗せするのが大変(40代/男性/自営業(個人事業主)

・不動産を賃貸して運用益を出そうとしても、固定資産税が高いと、なかなか差益が出ないため。(50代/男性/自由業・フリーランス)

・固定資産は毎年のことでしかも新築物件の場合高いのでバカにならないと思います。(40代/女性/専業主婦)

中古に比べると減価償却が新築の場合は0であり、それにともなって固定資産税も高くなるのがマイナスであるようです。

固定資産税は個人の努力では削減ができないので頭が痛いところですよね。

ただし額は決まっているので計算に入れやすい要素とも言えるでしょう。

新築はお金がかかりローンが通りにくい

四番目はローン審査が厳しいの6票です。

・審査があまりに厳しいと通るものも通らなくなるので必要最低限の審査で勘弁して欲しいです。(20代/男性/無職)

・年齢的な問題でひっかかるのではないかととても危惧しています。(50代/男性/契約派遣社員)

初期投資と関連してきそうですが、初期投資の金額が多い場合ローンも多額になり、審査も通りにくくなるでしょう。

そうすると現在の収入や年齢など見られるポイントも増え、誰しもが建てられるというわけでもないのでしょう。新築の投資は色々と困難が伴うことがわかってきますね。

リスクは高いけれども、それだけに自由度もあるのが新築の魅力

アンケートを見ると金銭面での負担が大きいことが、デメリットに挙げられていました。

また将来性が読みにくいなど、中古より新築はリスク面で経営が難しいと考える人が多いようです。
ただしそれだけに大家の腕の見せ所とも言えるでしょう。斬新な新築物件を建てれば話題にもなって、入居者が集めやすくもなります。またカスタマイズの自由度も高いです。
初心者はまずリスクの少ない中古物件投資から初めて、不動産投資の上級者を目指したい人は新築物件投資をしてみるのも、良いかもしれませんね。

■調査地域:全国
■調査対象:【性別】男性 【年齢】20 – 29 30 – 39 40 – 49 50 – 59 60
■調査期間:2016年03月10日~2016年03月24日
■有効回答数:100